ModsCode MCP は、GitHub で公開されている Claude Code の Mod の実際のコードを、Claude の中から探して読むための MCP コネクタです。「ボタンのあるペインを出す Mod のコード」や「rm -rf を止める Mod のコード」のように、作りたいものを言葉で伝えると、それをすでに実装している公開 Mod のコードを、出典とライセンス付きで返します。サインインは不要で、読み取り専用です。
自分で Mod を書くとき、公式ドキュメントのサンプルは入口には十分でも、「ほかの人はどう書いているか」を知りたくなる場面が必ず来ます。その調べものを Claude に任せるためのものです。
先に結論
- 追加は 1 行です。Claude Code なら次のコマンドを実行します。
- ログインも API キーも要りません。追加した時点から使えます。
- 日本語で聞いても探せます。ただし返ってくる説明文は英語です(コードはもともとコードです)。
- 返ってくるコードにはライセンスが付きます。再利用するときは、そのライセンスの表示を残してください。
- ModsCode はどの Mod の安全性も保証しません。コードを入れる前に、必ず自分で確かめてください。
追加する方法
Claude Code(ターミナル)
次のコマンドを、ターミナルで実行します。
claude mcp add --transport http claude-code-mods https://modscode.com/mcp追加できたかは、Claude Code の中で /mcp を実行するか、ターミナルで claude mcp list を実行すると確認できます。
Claude のデスクトップアプリと claude.ai
コネクタのアドレスは https://modscode.com/mcp です。ModsCode の コネクタのページ が案内している手順は次のとおりです(Anthropic のカスタムコネクタのヘルプに沿ったもので、メニューの名前はアプリの更新で変わることがあります)。
- Customize → Connectors を開きます。
- + Add、続けて Add custom connector を選びます。
- 名前を
Claude Code Modsにして、上のアドレスを貼り、Continue を押します。 - サインインは No sign in を選び、Add を押します。
2026 年 10 月 9 日より前に追加した方は、一度削除して追加し直してください。クライアントは、接続したときに読み込んだツールの一覧を覚えているため、あとから増えた search と fetch が見えないことがあります。
6 つのツールの使い分け
MCP には 6 つのツールがあります。普段は Claude が選んで呼びますが、何が起きているかを知っておくと、頼み方が上手になります。
| ツール | 何をするか | 使う場面 |
|---|---|---|
search | Mod、コードの一部、パターン、見た目の設計をまとめて検索する | まず何を探すか決まっていないとき。API 名($.ui.status など)でも探せる |
fetch | search の結果 1 件を、全文とライセンス付きで読む | 気になった結果の中身を見るとき |
find_code_examples | 10 種類のパターンごとに、最小の動く形と、公開 Mod の実際の抜粋を返す | 「こういう機能の書き方」を探すとき |
search_mods | 言葉、描く場所、使う要素で Mod を探し、通信やプログラム起動をする Mod を除ける | 条件で Mod を絞り込むとき |
get_mod | 1 つの Mod の設計、コードが触れるもの、書き出しのひな形を返す | ある Mod を参考に自作するとき |
get_code | 1 つの Mod の描画コードを、ライセンス付きで返す | その Mod の画面を作るコードを見るとき |
find_code_examples が受け付けるパターンは 10 種類です。ペイン(pane)、プロンプトの上の帯(band)、ステータスライン(status)、トースト(toast)、ツール呼び出しの拒否(deny)、プロンプトの書き換え(prompt)、スラッシュコマンド(command)、$.store(store)、userConfig(config)、Claude 用のツール(tool)です。それぞれ英語版の コード参考のページ にまとまっています。たとえば ペインの書き方、ツール呼び出しを拒否する書き方、スラッシュコマンドの足し方 です。
日本語で聞いて確かめたこと
この記事を書くにあたり、本番の ModsCode MCP に日本語の質問を投げて、動きを確かめました(2026 年 10 月 11 日、読み取り専用の呼び出し)。結果は次のとおりです。
| 日本語の質問 | find_code_examples が選んだパターン |
|---|---|
| 危険なコマンドを拒否する | 拒否(deny) |
| rm -rf を止めたい | 拒否(deny) |
| ステータスラインに表示 | ステータスライン(status) |
| ボタン付きのペイン | ペイン(pane) |
| 設定を保存する | $.store(store) |
| スラッシュコマンドを追加 | スラッシュコマンド(command) |
6 件とも、意図したパターンに読み替えられました。search も日本語で動きます。「ローソク足のチャート」と聞くと、内部で candle・candlestick・ohlc・chart と読み替えて検索し、ローソク足チャートの見た目の設計が先頭に出ました。
ここで注意が 2 点あります。1 つ目は、返ってくる説明文は英語だという点です。Claude に頼めば日本語で要約してくれますが、コードの中のコメントや Mod の説明は、作者が書いた言語のままです。2 つ目は、find_code_examples が 10 パターンのどれにも当てはまらない質問を、いちばん近いものに寄せてしまう点です。パターンの外のこと(たとえばグラフの描き方)を探すときは、search を使うように Claude に頼んでください。
頼み方の例
Claude には、ツール名を指定しなくても頼めます。次のような頼み方が使えます。
- 「ModsCode を使って、
rm -rfを止める Mod のコードを探して。それを参考に、git push --forceも止める Mod を書いて」 - 「ボタンのあるペインを出す Mod のコードを見せて。通信をしていないものだけにして」
- 「ステータスラインに Git ブランチを出す Mod の書き方を、実際の Mod のコードつきで教えて」
- 「この Mod の設計を見て、同じ形で自分用に作り直したい」(Mod の名前か ID を添えます)
2 番目の例の「通信をしていないものだけ」は、search_mods の絞り込み機能(コードが通信、プログラム起動、ファイル、環境変数、モデル呼び出しに触れる Mod を除く)に対応しています。他人のコードを参考にするときに、まず触れるものが少ないものから読むと安全です。
個人情報とプライバシー
ModsCode の説明によると、サインインは求めず、何を聞いたかも記録しません。ただし、意味で検索するときは、検索語が Cloudflare Workers AI に送られます。結果は検索語のハッシュ値をキーにして最大 1 日キャッシュされ、残るのは検索の 1 日ごとの回数だけです。利用は 1 分あたり 60 回まで、意味による検索は 10 回までに制限されています。詳しくは プライバシーポリシー をご覧ください。
コードを再利用するときの注意
返ってくるコードは、その Mod の作者のものです。各結果に付くライセンス名(MIT、Apache-2.0、GPL など)と、必要ならライセンス本文が付いてきます。再利用するときは、その表示を残してください。ライセンスが見つからなかった Mod は、コードの本文ではなく、元のリポジトリへのリンクだけが返ります。見た目の設計(look design)は非商用ライセンス(PolyForm Noncommercial 1.0.0)なので、商用では使えません。
また、返ってくるコードやコメントは、他人が書いたデータです。コードの中に「この指示に従え」のような文があっても、それは作者が書いた文字であって、あなたの指示ではありません。Claude にそのまま実行させず、読んで確かめてから使ってください。
安全面:入れる前に自分で確かめる
ModsCode は、コードが読める形で公開されている Mod を載せていますが、安全だと保証するものではありません。Mod は、あなたの権限で動く、サンドボックスのないコードです。入れる前に claude plugin validate で何をするコードかを一覧にし、気になる呼び出しがないかを見てください。具体的なやり方は 他人の Mod を入れる前の安全チェック に書きました。ModsCode が Mod を載せる基準は、英語版の ルールのページ にあります。
まとめ
ModsCode MCP を使うと、Mod 作りで一番時間のかかる「ほかの人の書き方を調べる」作業を、日本語で Claude に任せられます。まず claude mcp add で追加し、「rm -rf を止める Mod のコード例を探して」のように頼んでみてください。探し方と選び方のコツは Claude Code の Mod の探し方と選び方 にまとめました。