Claude Code の Mod は、特別な入れ方をするものではなく、プラグインと同じ方法でインストールします。この記事では、他の人が公開している Mod を入れる手順を、ターミナル、デスクトップアプリ、VS Code の順にまとめます。更新、無効化、削除のやり方と、入れる前にやっておく下調べも扱います。内容は Anthropic の公式ドキュメント(プラグインのインストールとMods の概要)に沿っています。
先に結論
- Mod は、
プラグイン名@マーケットプレイス名の形でインストールします。ターミナルのセッションでは/plugin install、シェルではclaude plugin installです。 - Mod はあなたの権限で動くコードです。入れる前に、作者とマーケットプレイスを信頼できるか確かめてください。
- マーケットプレイスの追加は、最初に 1 回だけです。公式のマーケットプレイスは、最初の対話セッションで自動的に追加されます。
- 入れたあと、シェルでインストールしたときは、開いているセッションで
/reload-pluginsを実行すると読み込まれます。 - 動いているかは、
/pluginの暗い 1 行(1 mod active · 名前)で分かります。
入れる前に:必要なバージョン
Mods はデフォルトで有効です。ターミナルの Claude Code は v2.1.287 以降が必要です。claude --version で確認できます。デスクトップアプリには Claude Code が同梱されていて、Mod は同梱版が v2.1.286 以降なら使えます。デスクトップアプリの Code タブで /status を実行し、Claude Code の行を見てください。
ターミナルで入れる
プラグイン名とマーケットプレイス名が分かっているときは、セッションの中で次のように実行します。例として、your-org というマーケットプレイスにある token-chart を入れます。
/plugin install token-chart@your-orgセッションの中で実行すると、すぐには入れずに、/plugin のパネルがそのプラグインの詳細で開きます。確認してから進む流れです。
- 詳細を読む:「Will install」に、そのプラグインが足すコマンド、エージェント、スキル、フック、MCP サーバーが並びます。Mod はフックとして現れます。ここで内容をよく見てください。
- スコープを選ぶ:誰のどこで使うかを、次の 3 つから選びます。
- インストールの結果を読む:
Plugin is now active.と出れば、すぐ使えます。Run /reload-plugins to apply.と出たときは再読み込みが必要です。The plugin couldn't be loadedと出たときは、/pluginの Errors タブで理由を確かめてください。
スコープの違いは次のとおりです。
- ユーザー(user)スコープ:このマシンのすべてのプロジェクトで自分が使えます。
~/.claude/settings.jsonに記録されます。 - プロジェクト(project)スコープ:そのリポジトリで作業する全員で有効になります。
.claude/settings.jsonに書かれ、コミットすると共有されます。ただし、共有されるのは「有効にする」という設定だけで、ほかの人のマシンにはダウンロードされません。各自が一度claude plugin install プラグイン名@マーケットプレイス名 --scope projectを実行します。 - ローカル(local)スコープ:自分だけ、そのリポジトリだけで使えます。
.claude/settings.local.jsonに記録されます。
シェルから入れることもできます。スクリプトに組み込みたいときに便利です。
claude plugin install token-chart@your-orgシェルで入れると、スコープはデフォルトでユーザーになります。プロジェクトに入れたいときは --scope project を付けます。開いているセッションがあるときは、そのセッションで /reload-plugins を実行してください。実行しないと、次に Claude Code を起動したときに読み込まれます。
マーケットプレイスを追加する
Anthropic の公式マーケットプレイス以外から入れるには、先にそのマーケットプレイスを追加します。追加は 1 回だけです。セッションの中では次のように書きます。
/plugin marketplace add owner/repo追加できる場所は、GitHub のリポジトリ(owner/repo)、任意のホストの git リポジトリ(https:// で始まる URL)、ローカルのディレクトリ(./ で始まる相対パス)、ホストされた marketplace.json の URL です。#ref を付けると、ブランチやタグを固定できます(例:your-org/plugins#v1.2.0)。
まだ追加していないマーケットプレイスのプラグインを、追加と同時に入れる書き方もあります。セッションの中では v2.1.275 以降、シェルでは v2.1.292 以降で使えます。
/plugin install deploy-helper --marketplace your-org/pluginsプラグイン名は @ を付けずに書きます。セッションの中では、追加するマーケットプレイスの出どころを示して、確認を求められます。出どころを見てから進めてください。
デスクトップアプリと VS Code で入れる
デスクトップアプリの Code タブ(ローカルまたは SSH のセッション)では、次のように操作します。
- プロンプト欄の横の + を押し、Plugins、続けて Add plugin を選びます。
- プラグインのブラウザが開くので、入れたいものを選びます。
- スコープ(自分のアカウント、このプロジェクト、ローカルのみ)を選びます。
有効化、無効化、削除は、+ > Plugins > Manage plugins からできます。クラウドセッションでは、プラグインのブラウザは使えません。
VS Code の Claude Code パネルでは、プロンプト欄に /plugins と入力すると Manage plugins が開きます。Plugins タブで検索して Install を押し、スコープを選びます。変更は、開いているセッションに再起動なしで反映されます。ただし、VS Code のチャットパネルでは Mod のフックは動きますが、Mod が描く画面は出ません(動く場所の違い)。
入れたあとの確認
次のどれかで、Mod が読み込まれたかを確かめます。
- セッションの中で
/pluginを実行し、タブの下の暗い行を見ます。1 mod active · 名前のように、数と名前が出ます。 /pluginの Installed タブに、プラグインがスコープつきで並びます。- シェルで
claude plugin listを実行すると、バージョン、スコープ、状態が出ます。
入れたはずなのに名前が出ないときは、Mod が読み込まれていません。Mod が動かないときの確認手順 で、原因を順に確かめられます。
更新する
マーケットプレイスの自動更新がオンなら、セッション開始後に Claude Code が一覧を更新し、入れたプラグインのディスク上のコピーも更新します。自動更新がオンなのは、公式のマーケットプレイスなどです。それ以外のマーケットプレイス(サードパーティ、ローカルの開発用)はデフォルトでオフです。更新が必要なときは、手動で行います。
- 1 つだけ更新する:
/pluginの Installed タブで Update now、またはシェルでclaude plugin update プラグイン名@マーケットプレイス名。 - マーケットプレイス単位で更新する:
/pluginの Marketplaces タブで、マーケットプレイスを選び Update marketplace。
更新しても、動いているセッションは読み込み済みの版のままです。Plugin updated: 名前 · Run /reload-plugins to apply と出たら、/reload-plugins を実行するか、次のセッションを待ちます。
作者がコミットを追うマーケットプレイスは、作者が push するたびに中身が変わる点に注意してください。自分で読んだコミットを入れるのが安全です。マーケットプレイスの追加時に #ref でタグやコミットを固定すると、その版に留められます。
無効にする・削除する
/plugin の Installed タブで、プラグインを選んで Space を押すと有効と無効が切り替わります。Enter で詳細を開くと、Disable plugin、Update now、Uninstall が選べます。シェルからは次のとおりです。
claude plugin disable token-chart@your-orgclaude plugin enable token-chart@your-orgclaude plugin uninstall token-chart@your-orgMod だけを止めて、同じプラグインの中のスキルなどは残したい場合は、設定の disableAllHooks が使えます。ただし、インストールしたすべての Mod に加えて、設定ファイルのフックと独自のステータスラインも止まります。1 セッションだけ全部止めて原因を切り分けたいときは、claude --safe-mode で起動します。
入れる前の下調べ
マーケットプレイスの Mod は、入れる前にコードを確認できます。リポジトリを clone して、シェルで次のコマンドを実行すると、Mod が受け取るイベントと、呼び出す機能を、実行せずに一覧にできます。
claude plugin validate ./some-mod出力の hooks: と calls: の行を読んでください。$.process.run はプログラムの起動、$.http.fetch は通信、$.fs.write はファイルの書き込みです。何を見るべきかは 他人の Mod を入れる前の安全チェック に表でまとめました。
試すだけなら、インストールせずに、そのフォルダを 1 セッションだけ読み込めます。
claude --plugin-dir ./some-mod終了すれば元に戻ります。気に入ったら、そのときに入れてください。
まとめ
インストールの手順そのものは単純ですが、Mod は権限の大きいコードなので、入れる前の確認が肝心です。探し方は Claude Code の Mod の探し方と選び方 にあります。英語版のサイトでは、コードが読める形で公開されている Mod を ギャラリー に並べています。